CASE2 60代 女性 脳梗塞/右片麻痺
体験プログラムで、ご利用者様の現在お困りのことを確認すると、右の上下肢の強張りが残存しており、日常生活上で上手く使用できないとの訴えが聞かれました。
まずは、模擬的に様々な日常生活上での課題を通して、右上下肢の使用状況を確認していきました。すると、運動麻痺の程度は軽度ですが、表在・深部感覚の鈍麻や長期的な経過の中で生じた右上下肢の関節可動域制限などが影響し、日常生活上での使用感を低下させていることが示唆されました。
そのため、施術では、ベッド上で右上下肢の関節可動域制限が生じている部位に対して的確に施術を施し、出来る限り関節可動範囲を拡大することに努めました。その後、実際の日常生活上での課題を通して、自身の内観と実際のパフォーマンスとして生じた運動との乖離を少なくするように、適時修正をかけながら実動作場面へ波及させていくように取り組みました。
介入後、表在・深部感覚の鈍麻に関しては残存していますが、右上下肢の関節可動域制限や、実動作場面での右上下肢の強張りや使用感に関しては改善が図れました。
ご利用者様には、非常に満足していただける結果となりました。
【体験プログラム後のご感想】
(ご本人様)
一度施術をしてもらっただけで、体全体が軽くなって手足が使いやすくなりました。
一度の施術でこんなに変化するのだと、凄く驚きました。
施術をしてもらい、身体の変化を感じることができ、自分自身気持ちの面でも少し楽になりました。