CASE1 50代 女性 脳出血／左片麻痺
現在の身体機能や日常生活上での左手足の使用状況を確認すると、立ち座りや歩行など、ダイナミックな活動時に左手足の緊張が高まってしまうことを一番悩まれていました。
左手は大きく曲がってしまい、日常生活場面で積極的に参加させることは困難でした。また、左足に関しては、左足全体が突っ張るような緊張が入ることにより、短下肢装具のフィッティングにも影響してしまい、歩行動作の安全性・安定性など様々な状況に影響しているような状況でした。
そのため、まずは左手足の緊張コントロールが影響していると想定され、体幹・肩甲帯・股関節周囲筋への促通を行い、その後裸足での立ち座り・ステップ練習などの課題を、左手足の緊張の状況を確認しながら積極的に実施しました。
その後、BWSTT（体重免荷装置）を使用し、実際の歩行場面に汎化させるように、課題難易度を適時調整しながら進めた結果、介入後は左手足の強張りは軽減し、即時的に身体の変化を生じさせることが出来ました。
左足と短下肢装具とのフィッティングも良好となり、歩行の安全性・安定性も良好となり、満足いただける結果となりました。
引き続き、左下肢の緊張コントロールの是正を図っていけるように、努めて参ります。
（ご利用者様のコメント）
施術を受けさせていただき、一度の施術でここまで変化するとは正直思ってもいませんでした。この施設のスタッフの皆様は、本当に施術のクオリティーが高いことを実感しました。
今後、契約させていただき、スタッフの皆様とリハビリを頑張っていきたいと思います。