リハビリ豆知識 第8弾 「手のリハビリ パート①」

リハビリ豆知識 第8弾!

前回の投稿では、自主トレーニングを実施していく上で重要なポイントをご紹介しました。

それでは、皆様は具体的にどのような自主トレーニングを実施しておられますか?

当ステーションをご利用中の皆様にお聞きすると、「入院中に自主トレーニングの指導を受けたけど、忘れた。」、「とりあえず、立ち座りを繰り返しています。」などなど、様々な訴えが聞かれました。

そこで、今回からの投稿では、自主トレーニングの具体的な方法についてを、シリーズに分けてご紹介していきます。

まずは、【手のリハビリ】について、ご紹介致します。


【手のリハビリについて】

皆様は、手のリハビリを実施する上で、どのようなことを注意して取り組んでおられますか?

なんとなしに指を伸ばしたり、曲げたりするだけになっておりませんか?

まず、手のリハビリを実施していく上で重要なこととして、【指先全体が硬くなっていないこと】が非常に重要です。

特に、指先の筋肉は小さな筋肉や靭帯などの軟部組織が多く、硬くなってしまいやすいため、日頃から指先が硬くならないように注意を払う必要があります。

そのため、まずはどの部位にマッサージを実施すれば良いのか、下記に記載しますので参考にしてみて下さい。


①母指球筋(短母指外転筋、母指対立筋、短母指屈筋、母指内転筋など):親指を動かす際に働く筋肉です。

② 小指球筋(小指外転筋、小指対立筋、短小指屈筋など):小指を動かす際に働く筋肉です。

 

③中手筋( 虫様筋、掌側骨間筋、背側骨間筋など):指先の曲げ伸ばしを適切に行うために必要な筋肉です。

上記の記載しました筋肉は、指先を使用する上で非常に重要な筋肉となり、日頃からこまめにマッサージやストレッチなどを実施することが非常に重要です。

回数やセット数にとらわれず、テレビを鑑賞しながら、ゆっくりとくつろいでいる時など、何気ない時で結構ですので、上記の筋肉に対してマッサージを行うことを意識して取り組んでみて下さい。


いかがだったでしょうか??

今回は、手のどの部位にマッサージを実施すれば良いのか、お伝えしました。当ステーションでは利用者様お一人おひとりにあわせたプラン作成に加え、ご自宅で出来るトレーニングのサポートも行っております。お気軽にお問い合わせください。